?ピンクも!。埼玉県浦和競馬組合は6日、内田利雄騎手(63)=浦和・藤原智=が31日付で現役を引退することを発表した。78年10月に栃木県・宇都宮競馬でデビューしてから46年間、ド派手なピンクの勝負服に身を包み、ファンを最も大切にしてきた名物ジョッキーが惜しまれつつ競馬場を去る。17日に引退会見、21日の浦和競馬最終日に引退セレモニーが行われる。
先月引退した的場文男に変わって南関東現役最年長ジョッキーとなった内田利雄も競馬場を去ることになった。「ボクもすぐ(的場さんの)後を追いますから」も得意のジョークを飛ばしていたが、今度はホントだった。
23年7月に通算3600勝を達成。今年も元気いっぱいなプレーで2勝をマーク。まだまだピンクの勝負服が躍動するシーンが見られると信じていた。「体力的にも精神的にもこれ以上騎乗を続けていくことは難しいと感じ」。やり切った46年間のジョッキー人生。地方競馬界に咲き誇った偉大なピンクの花。いつまでもその色は褪せることはない。