連勝を目指すレッドアトレーヴ(24年6月撮影、ユーザー提供:てんむすさん)
エアグルーヴの孫となるレッドアトレーヴ(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)が、日曜中山8Rの4歳上2勝クラス(芝1600m)で2連勝を狙う。
レッドアトレーヴは父ロードカナロア、母ラストグルーヴ、母の父ディープインパクトの血統。母は1戦1勝で無念の引退となったが、無事ならGIを意識できる逸材だった。全兄のレッドモンレーヴが23年の京王杯SCの勝ち馬なら、半兄のランフォザローゼスも重賞で2着3回の実力馬。そして祖母のエアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、曾祖母のダイナカールは83年のオークスの覇者。一族にはルーラーシップやアドマイヤグルーヴ、ドゥラメンテやオレハマッテルゼなど、GI勝ち馬がズラリと並ぶ。
ここまで7戦2勝。デビューから惜敗が続いたが、昨年6月の東京で初勝利を挙げた。その後は約5カ月の休養へ。復帰戦は惜しくも2着だったが、続く前走で2勝目を手にしている。どちらかといえば遅咲きの母系でもあり、ここからグングン成長するだろう。
今回は昇級戦となるが、舞台は前走と同じ中山芝1600m。あっさりの2連勝を期待したい。