明けて8歳となったラインベック(21年9月撮影、ユーザー提供:オソマさん)
名牝アパパネを母に持つラインベック(セ8、栗東・友道康夫厩舎)が、日曜阪神11Rの大阪城ステークス(4歳上・リステッド・芝1800m)で2年ぶりの勝利を狙う。
ラインベックは父ディープインパクト、母アパパネ、母の父キングカメハメハの血統。母は10年に史上3頭目の牝馬三冠を達成するなど、GIを5勝した名牝。全妹のアカイトリノムスメは21年の秋華賞で母娘制覇を達成している。また、全兄のジナンボーも19年と20年の新潟記念で2着となるなど、重賞戦線で活躍した。
ここまで30戦5勝。オープン昇級後は壁に当たっていたが、22年の秋からマイル路線に舵を切ったことで軌道に乗った。23年の東風Sで1年9カ月ぶりの勝利をゲット。その後も米子Sで2着、関屋記念で3着と健闘を続けた。しかし、同年秋以降は6戦して昨年の米子Sの6着が最高。年齢的な衰えを隠せずにいる。
今回は昨年10月の信越Sで10着に敗れて以来、5カ月ぶりの実戦となる。常識的には厳しいが、同じく友道康夫厩舎×金子真人オーナーのタッグだったマカヒキのように、鮮やかな復活があるかも!? 古豪の意地の走りを期待したい。