阪神10RのサブマリーナでバースデーVを飾った武豊(左から2人目)
15日に56歳の誕生日を迎えた武豊騎手=栗東・フリー=が、
バースデーVを決めた。土曜阪神10R難波S(芝1800メートル)で2番人気の
サブマリーナ(牡4歳、栗東・庄野)に騎乗。道中はじっくりと運ぶと、直線で狭い内から馬群を縫うように伸び、最後は
ラヴァンダとのたたき合いを制した。
56歳初勝利を飾った名手は「強かったですね。前半は速いほうではないので少し置かれましたが、途中からいいリズムで走れました。最後も狭いところをスイスイと割って来られましたし、能力がありますね」とパートナーをたたえ、足早に11RコーラルSで騎乗する秋山真一郎厩舎=栗東=の
テイエムリステット(牡4歳)の騎乗に向かった。
3月15日の騎乗は20年以来5年ぶり11回目。過去にはメジロマックイーンで92年阪神大賞典、
サイレンススズカで98年中山記念を制すなど、誕生日の重賞で4勝を挙げている。