「ブリリアントカップ・S3」(17日、大井)
やはり役者が違った。1番人気の
キングストンボーイが4馬身差のぶっち切りで重賞3連勝。2着に5番人気の
リベイクフルシティが入り、上位2頭に「デイリー盃第70回大井記念・S1」(5月21日・大井)への優先出走権が与えられた。3着にはJRAからの転入初戦となった7番人気の
グリューヴルムだった。無傷8戦8勝で挑んだ2番人気の
ダテノショウグンは5着に敗れた
重賞連勝馬VS無敗4歳馬の夢の初対決は、終わって見れば経験&貫禄の違いを見せつけた前者・
キングストンボーイの“1強”だった。
課題のスタートも出て好位の4番手。前3頭が引っ張る流れに乗って向正面から外めを上昇。馬なりのまま先行馬に並びかけると、4角入り口で
リベイクフルシティを難なくパス。あとは差を広げるだけだった。
初コンビだった吉原寛は「(前走まで騎乗の)御神本さんから乗りやすい馬だと聞いていたし、返し馬の雰囲気も良かったので不安なく乗れました。うまく前半でためることができた分、最後に伸びてくれましたね。エンジンの違いを感じましたよ」と目を丸くした。
これで南関東入りしてから負け知らずの重賞3連勝。次走は予定通りデイリー盃大井記念へ。渡辺和師は「まだまだ底を見せていないし、これからも楽しみですね。デイリー盃とは相性がいい(大井記念2勝、クイーン賞1勝)ので、しっかり仕上げていきます」と満面の笑み。この快進撃は簡単には止まりそうもない。