「マイラーズC・G2」(27日、京都)
得意の淀で
ニホンピロキーフが躍動する。昨年は
ソウルラッシュ、
セリフォスという2頭のG1馬相手に3着と健闘。同じ舞台で行われた昨秋のマイルCSでも、8着とはいえ2着馬とは0秒3差と高い能力を示した。
堅実な一方、1年以上勝ち星から遠ざかっているのも事実。大橋師が「あのメンバーなら勝ち切らないといけなかった」と悔やむ前走の六甲Sは、スタート直後に寄られる不利があり序盤でリズムを崩したのも大きい。
「京都に戻るのは間違いなくプラス」と言い切るトレーナー。ここまでの全4勝は小倉と京都の直線平たんコースで挙げたもの。担当の竹内助手も「特に京都は3角からの下り坂で勢いを得られるのが合っているのかなと思います。(田口)貫太も阪神より京都の方が乗りやすいと言っていますから」と同調する。
前走後は在厩で調整を進め、「体つきはがっちりして貫禄も出てきました。引き続き状態はいいですよ」と仕上げ人が言うように、青鹿毛の馬体は毛ヅヤが良く、きらきらと輝く。「今回は頭数も少なく、相手関係もある程度は分かっていますからね。なんとか」。強敵不在の今回、得意の舞台で今度こそ結果を出す。