6日、福島競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1200m)は、江田照男騎手騎乗の2番人気
スガノメダリスト(牡2、美浦・大和田稔厩舎)が、終始先頭から直線に向いてもリードを保ち、4番人気
ケージーカチボシに4馬身差をつけて快勝。この勝利が新種牡馬キングカメハメハ産駒のJRA初勝利となった。勝ちタイムは1分09秒8(良)。さらにハナ差の3着には6番人気
ディアトウシロウが入り、1番人気
アーバンテーストは6着に敗れている。
勝った
スガノメダリストは父キングカメハメハ、母プレイリースカイ(その父Gone West)という血統。07年北海道セレクションセール1歳にて3200万円(税抜)で落札されている。6月21日のデビュー戦(福島・芝1000m)は
コスモユウコリンの4着だった。通算成績2戦1勝。
同馬の父キングカメハメハは、父Kingmambo、母マンファス(その父ラストタイクーン)という血統。現役時代は04年NHKマイルC(GI)圧勝から臨んだ日本ダービー(GI)をコースレコードで制して史上初の「変則2冠」を達成。秋緒戦の神戸新聞杯(GII)快勝後、天皇賞・秋(GI)へ向けた調整中に屈腱炎を発症し、通算8戦7勝(重賞4勝)の成績を残して引退。引退後は総額21億円のシンジケートが組まれた。現在は北海道・安平町の社台スタリオン
ステーションで繋養されており、初年度は244頭に種付けして186頭が血統登録されている。なお、地方では5月29日の旭川5Rで
マサノシャルナが産駒初勝利を挙げている。