5月4日に京都競馬場、芝3200mで行われる天皇賞(春)。このレースへの特別登録を済ませている2023年の同レース覇者ジャスティンパレス(栗東・杉山晴紀厩舎)と前走サウジアラビアでレッドシーターフHを勝ったビザンチンドリーム(栗東・坂口智康厩舎)の2頭が今朝24日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

　1回目のハローが終了した直後のCWへ馬場入りしたのはジャスティンパレス。鞍上には鮫島克駿騎手が跨り、向正面に入ったところからスピードに乗っていた。ただ、3コーナーへ向かっていくと少しずつスピードをダウンさせて息を入れるような感じだった。

　4コーナーから最後の直線に向いたところでスピードアップし、ゴール前はさすがの加速力でフィニッシュ。時計は6F82.9〜5F68.3〜4F53.4〜3F37.6〜2F22.9〜1F11.1秒だった。

　ビザンチンドリームもCWで単走。中井裕二騎手が跨っていたが、折り合いのついた走りで向正面を駆け抜けていき、4コーナーから最後の直線に向いてしっかり加速。時計は6F81.5〜5F66.1〜4F51.6〜3F36.9〜2F23.0〜1F11.5秒。3歳時に比べると安定した走りを見せている印象を受ける。

(取材・文：井内利彰)