今週の日曜日は、東京競馬場でフローラステークス(GII・芝2000m)が行われます。
過去10年のフ
ローラSは父ヘイルトゥ
リーズン系の馬が7勝2着8回3着7回と活躍しています。ヘイルトゥ
リーズン系には日本競馬の主流とも言えるサンデーサイレンス系が含まれます。また、サンデーサイレンス系の血が入っていないヘイルトゥ
リーズン系でも、スクリーンヒーローや
エピファネイアなど現役時代に東京芝のGIで実績を残した種牡馬も好走馬を輩出しています。
ここ2年のフ
ローラSは上位3頭を父ヘイルトゥ
リーズン系の馬が占めていることからも、ヘイルトゥ
リーズンの影響力の強さを感じさせます。東京は多くの芝GIが開催されるコースであり、サンデーサイレンス系の適性が十分に発揮できる舞台になるのでしょう。
また、スクリーンヒーローや
エピファネイアなどの産駒については、東京の高い適性を父から受け継いでいる馬が多いため、サンデーサイレンス系の血が入っていなくても結果を残す馬が出ていると考えられます。
今年のフ
ローラSも東京芝2000mが舞台となりますので、まずは父がヘイルトゥ
リーズン系の馬、特にサンデーサイレンス系の血が入っている馬に注目するのが良さそうです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年のフ
ローラSでは【残った馬】の
アドマイヤベルが優勝! 23年のフ
ローラSは【注目の穴馬】として取り上げた
ゴールデンハインドが7番人気で勝利するなど活躍しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
父ミスプロ系で前走4番人気以下
[0-0-0-12]複勝率0%
該当馬:
エストゥペンダ(過去の該当馬:20年
レッドルレーヴ3番人気7着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想される
エストゥペンダが該当しました。
日本競馬において主流とされる血統はサンデーサイレンス系だけでなく、父キングカメハメハ系もそのひとつ。父キングカメハメハ系はミスプロの血が入っている系統になりますが、その父ミスプロ系は意外にも過去10年のフ
ローラSでは苦戦しています。父ミスプロ系で馬券に絡んだのは前走で3番人気以内の支持を集めていた馬のみ。前走が4番人気以下だった馬には好走例はありませんでした。
上位人気になるのは近況に優れた点のある馬や十分な実績のある馬と言えます。また、素質や能力の高さを裏付ける材料のある馬も人気になるケースがあります。実際、父ミスプロ系で馬券に絡んだ馬はノーザン
ファームか社台
ファームで生産された馬のみです。
ノーザン
ファームや社台
ファームは日本競馬の中心と言える生産牧場。種牡馬や繁殖牝馬、育成施設などのレベルが高いですし、その中で育てられている馬は素質や能力を十分に備えていると言えます。父ミスプロ系の馬については、生まれ持った才能や能力などが好走の鍵を握ると考えて良さそうです。
該当に挙げた
エストゥペンダは前走6番人気。生産牧場はノーザン
ファームや社台
ファームではありませんので、過去の傾向を踏まえると人気でも手を出すのは危険と言えるかもしれません。
近2走は重賞で上位争いに絡んでいるように能力は通用するモノがあります。しかし、ここ2戦はどちらも差し脚を活かす形での結果。今回のフ
ローラSは東京の開幕週が舞台となります。時計の速い決着が見込まれますし、馬場状態がいいだけに前へ行った馬も簡単には止まらないはずです。
今回は過去の傾向に加えて、展開や馬場なども本馬には厳しい条件と言えます。直線では差し脚を伸ばしてくるでしょうが、上位争いに絡むところまではいかない可能性も考えたいところです。ここは展開や馬場などを味方につけられる馬に高い評価を与える方が、配当的にもおいしい思いができるのではないでしょうか。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。