フランスギャロの関係者(右から3番目がアンリ・ブレCOO)
日本競馬の悲願に追い風が吹く-。フランスギャロの関係者が25日、東京都のJRA本部で説明会を行い、今年の凱旋門賞・G1(10月5日・仏パリロンシャン)に出走する日本馬に輸送費補助を導入すると発表した。
日本馬を限定とした補助の導入に至った経緯について、アンリ・ブレCOOは招待ではなく、あくまでも輸送補助であることを強調した上で「凱旋門賞の質を世界のベストレースにしたい。世界で活躍している日本馬を呼びたい。ベースとして考えられるのはレーティング。一番いい馬に来てほしい」と熱弁。今年の対象馬は2頭。選定に関しては、昨年の凱旋門賞から今年の宝塚記念(6月15日・阪神)までの成績を元に決定する。
また、フォワ賞など凱旋門賞の前哨戦の開催が1週早まり、本番までのローテが中2週から中3週に。「世界的な潮流として(前哨戦からの)レース間隔があいている。そこに合わせていく」と説明。続けて、パリロンシャン競馬場の馬場の一部改修も発表。「特に
フォルスストレートが非常に悪くなりやすい。馬が
バランスを崩して危険な面もあり、排水の改善をする。7月のパリ大賞の後から工事に着手。凱旋門賞の時には問題ない」と語った。