◆第30回NHKマイルC・G1(5月11日、東京競馬場・芝1600メートル)1週前追い切り＝5月1日、栗東トレセン

　昨年の朝日杯FSの勝ち馬、アドマイヤズーム(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父モーリス)は荻野極(レースは川田)が手綱を執り、CWコースで内からレッドイステル(3歳1勝クラス)を4馬身半追走。力強いフットワークで3馬身突き放し、80秒5―10秒7をマークした。ラスト1ハロン10秒7は前走のニュージーランドTの1週前追い切りで出した10秒8を上回る時計だ。

　友道調教師は「併せ馬でしっかり負荷をかけました。落ち着いて、道中は折り合っていて、追ってからもよかったです。前走は(調教で)ジョッキーを乗せなかったけど、今回は1週前にジョッキーに乗ってもらって、スイッチが入れば。使った効果はあると思います」と満足そうな様子。G1・2勝目へ、確かな手応えをつかんでいる。