駿風S2025に出走予定のカフジテトラゴン(22年9月撮影、ユーザー提供:からしれんこんさん)
金曜正午の時点では、3場揃って芝ダートともに良となっている。ただ、土曜は全国的に天気が崩れそう。馬場状態やトラックバイアスの変化に要チェックだ。
まずは東京から。芝は急速に乾くので、早い時間に雨が上がれば、メインの頃には良になっているかも。ならば、先週までと同様の決め手比べで、差しも容易に届く。一方、ダートは道悪で高速決着。地力重視でいいが、あえて言えば好位組が最も競馬をしやすいだろう。
京都も早朝には雨が上がりそうで、東京と同じく芝は回復しながらの開催となる。脚質は不問。ダートは高速決着で、下級条件は前残りが多くなる。ただ、上のクラスは展開次第で差し馬にも出番あり。
新潟も土曜夜からの雨で道悪スタートになりそう。芝は先週までの開催で内が荒れているので、直線は中〜外に進路をとった方がいい。内回りは切れる馬、外回りはジワジワと脚を使える馬の台頭に注意したい。外枠優勢。ダートは新潟らしい前残り。
【注目馬】
東京11R・トーセンリョウ…徐々にクラス慣れしてきた印象で、前走は展開不向きの中、負けて強しの2着。末脚が生きる東京なら上位争い可能だ。
京都11R・コーチェラバレー…昨年の京都新聞杯でワンツーのキズナ産駒。渋太く脚を使うので、道悪が残るのもプラス。上がりがかかる展開になれば上位争いになっていい。
新潟11R・カフジテトラゴン…道悪の直線競馬は圧倒的に8枠有利。好発から外ラチ沿いを確保して、悠々と押し切る。