JRAは10日、09年の皐月賞を制したアンライバルド(19歳)が9日に死亡したことを発表した。
アンライバルドは父ネオユニヴァース、母バレークイーン、その父Sadler's Wellsという血統。半兄に96年のダービー馬フサイチコンコルドや、01年の京成杯を制したボーンキングがいる。
08年10月26日の新馬戦(京都)でデビュー勝ちを飾り、同レースは2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタ、4着スリーロールスと後の活躍馬が揃っていたことから「伝説の新馬戦」と呼ばれるようになった。
2戦目の京都2歳S(当時はオープン特別)では3着に敗れたものの、翌09年の若駒Sから、スプリングS、皐月賞と3連勝でクラシック制覇を果たした。その後は故障などもあって勝ち星を挙げられず11年に引退。ブリーダーズ・スタリオン・ステーション、イーストスタッドで種牡馬生活を送った。通算成績は10戦4勝(重賞2勝)。
【株式会社サラブレッド・ブリーダーズ・クラブ 秋山達也氏のコメント】
「昨日5月9日(金)の14時頃、手入れを行うため洗い場へ移動した際に足を滑らせ転倒しました。すぐに獣医師による診療を受けましたが、右後脚を骨折しており予後不良との診断により安楽死の処置が取られました。
大変ファンの多い馬で、とても残念に思っています。同馬の関係者ならびに同馬を応援して下さったファンの皆さまのご厚情に対し、深く感謝申し上げますとともに、同馬の冥福を心よりお祈りいたします」
(JRAのホームページより)