古馬のマイル女王決定戦「第20回ヴィクトリアマイル」が18日、東京芝1600メートルで行われる。
主役を務めるのは
アスコリピチェーノだ。23年阪神JFを制し2歳女王に輝くと、昨年は桜花賞とNHKマイルCでともに1番人気2着。3歳マイル路線の主軸の一翼を担った。京成杯AH1着後は海外を転戦。昨年11月に出走した
オーストラリアの超高額賞金レース「
ゴールデンイーグル」は20頭立ての12着と振るわなかったものの、前走のサウジアラビアG2・1351ターフス
プリントはゴール直前で日本馬
ウインマーベルを差し切って優勝。重賞4勝目を飾った。ルメールとコンビ継続で2度目のG1制覇に突き進む。
最大のラ
イバルは同じ4歳世代の
ステレンボッシュだろう。昨年の桜花賞馬。その後もオークス2着、秋華賞3着と牝馬3冠ロードで主役級の活躍を見せた。前走・大阪杯はモレイラを背にまさかの13着に終わったが、戸崎との再コンビで巻き返しを誓う。
重賞で2着5回の
ボンドガールは
シルバーコレクター返上へ虎視眈々(たんたん)。中山牝馬S、阪神牝馬Sでそれぞれ重賞初制覇の
シランケド、
サフィラも上位候補と言える。デビュー2戦目から8戦連続連対中で、前哨戦の福島牝馬Sを制した“上がり馬”
アドマイヤマツリも侮れない。