キズナ像の前で記念撮影に収まる左から前田幸治会長、前田晋二氏、佐々木師、武豊
鳥取県伯耆町の大山ヒルズで12日、昨年の2歳&総合リーディングサイアーに輝いた13年ダービー馬
キズナの銅像の除幕式が行われた。式にはノースヒルズの前田幸治代表をはじめ、主戦を務めた武豊騎手(56)=栗東・フリー=や管理した佐々木晶三調教師(69)=栗東=らが参加した。
4分の3スケールで作られた銅像は石川県の彫刻家・吉田隆氏による作品で、実馬の迫力を感じさせる仕上がりに。武豊は「ジョッキー人生でも大きな存在となる馬に巡り合えましたし、『よし、もう一度頑張ろう』と思える馬でした。種牡馬としてチャンピオンサイアーにもなって、その主戦を務められたのは誇りです。その産駒でまた、ダービーを勝ちたいなと思います」と感謝の気持ちを伝えるとともに、次なるスター誕生を待ち望んだ。
前田幸治代表は「ダービーを獲れたことは人生で一番の感激でした」と初の栄冠をもたらした功労馬との思い出を振り返り、「2歳世代は
キズナと
コントレイル産駒で争ってほしいです」と、ノースヒルズゆかりの血統でのリーディング争いに期待した。