14日、川崎競馬場(晴 稍重)で行われたダート
グレード競走、第71回エンプレス杯(ダート2100m)は、2番人気
テンカジョウ(JRA)が1番人気
オーサムリザルト(JRA)との接戦を制して勝利、重賞3勝目をマークした。序盤は先行グループの後ろを追走し、2周目の向正面で位置を上げて2番手に浮上。直線で先頭に立ち、
オーサムリザルトの追い上げを凌いだ。勝ちタイム2分15秒2、勝利騎手は松山弘平。
オーサムリザルトはアタマ差の2着でキャリア初黒星となった。さらに4馬身差の3着に3番人気
アンモシエラ(JRA)。地方勢最先着はホッカイドウ競馬の
サンオークレアで5着だった。
テンカジョウは父
サンダースノー、母フィオレロ(母の父エンパイアメーカー)、4歳牝馬。JRA栗東・岡田稲男厩舎の管理馬。通算成績は9戦6勝。重賞は去年のマリーンカップ、前走の兵庫女王盃に続き連勝で3勝目とした。
レース後の関係者のコメント
1着
テンカジョウ(松山弘平騎手)
「最後は迫られましたが、しっかり押し切ってくれて強かったと思います。今日は長距離輸送もありましたが馬は元気でしたし、プラス体重で、状態はとても良かったように思いました。大外枠から、前半は馬のリズムを整えながら、他馬の動きを見ながら運ぶことができました。とてもいい形だったと思います。4コーナーを回るときは抜け出しそうだったので大丈夫かなと思ったのですが、やはり(
オーサムリザルトも)強い馬ですので最後は迫られて、それでも凌いでくれて、
テンカジョウが本当に強かったなと思いました。川崎の小回りコースを経験してこなしてくれたので、これからまだまだ伸びしろがあるなと、楽しみだと思います」
(岡田稲男調教師)
「偉い馬です。ここに来てまた成長してくれました。トモの感じは良かったですし、体重が6キロプラスで大きくなっていましたが、成長分のプラスだと感じていました。最後は強い人気馬に迫られて、心臓に悪かったです。勝ったとは思いましたが、確定が出るまでは不安でした。これで選択肢が広がりましたし、今後は馬の状態次第で決めたいと思います」
2着
オーサムリザルト(武豊騎手)
「残念ですね。レースは、周りがゴチャゴチャとしていましたが、ずっと落ち着いて走れていました。直線に向いた時に差せるかなと思いましたが、相手が渋太かったですし、こちらも最後はフワフワしていました。連勝がストップしたのは残念ですが、また頑張りたいです」
3着
アンモシエラ(横山武史騎手)
「
テンションがかなり高かったですが、いつものことです。具合も悪くなかったですし、いつも通りでした。2000mでギリギリなところがあるので、2100mの今回は何とか前半をリズム良く走らせたいと思っていました。向正面で内を捌いて、3、4コーナーも悪くありませんでした。しかし最後は距離の分ですね。それでも大きく崩れないのはこの馬の能力だと思います」
4着
ネバーモア(藤岡佑介騎手)
「初物尽くしでしたが、やりたい競馬はできました。左回りは久々でしたが、それよりもコーナーが急なのに慣れていないので、膨れてしまい、置かれるところがありました。それでも、交流GII(JpnII)で定量で一線級を相手に食らいついてくれました。また経験を積んで、どこかで逆転できるように成長してくれれば良いですね」
5着
サンオークレア(石川倭騎手)
「ペースが流れていたので、競馬はしやすかったです。リズム良く、普段通りに走れました。最後も渋太く脚を使っていました。4着は目指していたので悔しいです」
(取材:米田元気)