16日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで、セレクトセールの3日目が行われた。
最終日となるこの日は、149頭(7頭が欠場)の当歳馬が上場され、98頭が落札された。売り上げ総額は28億6750万円(昨年33億3450万円)、平均価格は2926万円(同3088万円)、落札率は65.8%(同76.6%)となり、いずれも昨年を下回る数字となった。
注目のディープインパクト産駒は18頭が上場され14頭が落札。
ミルグレインの2008(牡)を“トーセン”の冠名で知られる島川隆哉氏がこの日の最高価格となる1億円で落札。同氏は昨日の
ビワハイジの2008(牡、父ディープインパクト)を2億2000万円で落札しており、2日続けての高額落札となった。また、
シルクプリマドンナの2008(牡)を近藤利一氏が9200万円で、
アドマイヤキッスの半弟・
キッスパシオンの2008(牡)を金子真人ホールディングス(株)が9000万円で落札と、ディープインパクト産駒が上位3頭を占めた。
その他の産駒では、
ヴィアンローズの2008(牡、父アグネスタキオン)を近藤利一氏が8900万円で、
トゥザヴィクトリーの2008(牡、父シンボリクリスエス)を金子真人ホールディングス(株)が8000万円で、
ビーポジティブの2008(牝、父クロフネ)を多田信尊氏が8000万円でそれぞれ落札している。
今年のセレクトセールは、この3日間トータルで当歳・1歳馬合計465頭が上場され、327頭が落札。売上総額は96億8660万円(昨年115億7690万円)、平均価格は2962万円(昨年3327万円)、トータルの売却率は70.3%(昨年74.5%)となっており、
ミリオンホースは7頭と昨年の14頭から半減した。
※価格はすべて税抜