ダートで新境地を開拓したジンセイが重賞初制覇を狙う
「平安S・G3」(24日、京都)
砂の新星がダート重賞に初挑戦する。ダート転向後に2勝、2着1回と抜群の安定感を誇っている
ジンセイが、勢いに乗って初タイトル奪取を目指す。庄野師は「ダートではテン良し、中良し、しまい良し。ペースを問わずにこの馬の走りができています。相手が一気に強くなるここで、どれだけやれるかですね」と試金石の一戦と位置付けている。
初ダートだった3走前の2勝クラスを7馬身差で圧勝すると、昇級初戦の2走前こそ首差の2着に惜敗したが、2戦目で3勝クラスもしっかりと突破。3戦全てで上がり最速で砂では底を見せていない。師は「
ジャスタウェイはダートのすごい馬を出すし、母系もダート血統。1勝クラスのころからダートに使ってみたいと思っていました」と、もくろみ通りの躍進に手応えを感じている。
中3週の今回は1週前の14日に栗東坂路を馬なりで4F52秒9-38秒2-12秒2の加速ラップ。指揮官は「変わらずに来られています」と仕上がりに手応えをにじませつつ、「まだまだ伸びしろはあると思っていますが、ジョッキーも手応えをつかんでくれているので」と期待を込める。人生は山あり谷ありだが、
ジンセイは山も谷も飛び越えて、一気に砂の頂点へと駆け上がる。