日本ダービー2025に出走予定のファイアンクランツ(24年11月撮影、ユーザー提供:旅っ程さん)
堀宣行調教師がファイアンクランツ(牡3)で、日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の2年ぶり3勝目を狙う。
堀調教師はこれまで日本ダービーに11頭の管理馬を送り込んでいる。15年にはドゥラメンテで初制覇を果たし、サトノクラウンが3着。20年はサリオスが2着。そして23年にはタスティエーラで8年ぶりの勝利を手にしている。2勝は友道康夫調教師の3勝に次ぎ、藤原英昭調教師と矢作芳人調教師と並んで現役2位タイの数字となる。
今年はファイアンクランツを送り込む。自身が管理したドゥラメンテの産駒であり、今年のフェブラリーSを制したコスタノヴァの半弟となる血統馬。昨夏に札幌でデビュー勝ち。その後の5戦は全て2〜4着と詰めが甘い面は否めないが、前走の青葉賞でクビ差の2着に健闘し、日本ダービーの優先出走権を獲得した。GIは初挑戦となるが、持ち味の堅実な走りは大きな武器となるだろう。
堀調教師にとっては現役トップタイの3勝目がかかる一戦。父仔で日本ダービー制覇という偉業なるかにも要注目となる。