日本ダービー2025に出走予定のクロワデュノール(24年12月撮影、ユーザー提供:りりさん)
近年の日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)では母の父が海外繋養種牡馬の好走が目立つ。近5年に限ると、勝ち馬のうち23年の
タスティエーラを除く4頭、そして馬券圏内15頭のうち11頭が該当する。そこで今年の出走馬の中から、母の父が海外繋養種牡馬の有力馬を紹介したい。
まずは
クロワデュノール(牡3、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。昨年のホープフルSでGI初制覇を果たし、前走の皐月賞も負けて強しの2着。ここも上位人気に推されることは間違いない。母の父ケープクロス(Cape Cross)は98年の英G1・ロッキンジSの勝ち馬。09年覇者の
ロジユニヴァースの母の父でもあるというのは心強いポイントだ。
もう1頭を挙げるなら
エリキング(牡3、栗東・中内田充正厩舎)だ。デビューから3連勝で京都2歳Sを制覇。前走の皐月賞では大敗したが、骨折明けだったので参考外でいい。母の父ハイシャパラル(High Chaparral)は02年の英愛ダービーなどGI・6勝の名馬。2400mへの距離延長には不安がなく、仮に力を要する馬場になっても全く問題なし。ガラリ一変で世代の頂点に立っても決して驚けない。
2年連続で母の父が海外繋養種牡馬の馬の馬券圏内独占となるか。こういった視点でも注目したい一戦となる。
【母父が外国産馬の出走予定馬】
エムズ(母父
Not For Sale)
エリキング(母父High Chaparral)
クロワデュノール(母父Cape Cross)
サトノシャイニング(母父
Star Dabbler)
ジョバンニ(母父Footstepsinthesand)
ホウオウアートマン(母父StreetSense)
リラエンブレム(母父Galileo)
レディネス(母父Shamardal)
※タイトル、本文を一部修正いたしました。訂正してお詫び申し上げます。