日本ダービー2025に出走予定のレディネス(今年5月撮影、ユーザー提供:お父さん侍さん)
プリンシパルSを制したレディネス(牡3、栗東・昆貢厩舎)が、日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)でGI初制覇に挑む。
レディネスは父スワーヴリチャード、母リトルシャンブルズ、母の父Shamardalの血統。曾祖母のゴールデンオピニオン(Golden Opinion)は89年の英G1・コロネーションSを制している。
ここまで3戦2勝。今年2月に東京でデビュー勝ち。続く弥生賞では8着に崩れたが、これはキャリア不足も影響したのだろう。続く前走のプリンシパルSでは後方に下げて末脚勝負。直線でラチ沿いからグイグイ伸びて差し切り、日本ダービーの優先出走権を獲得した。大一番でも引き続き横山典弘騎手とのタッグ。過去3勝の名手の手綱は心強い限りだ。
レディネスには「史上初」もかかる。これまでプリンシパルS組は日本ダービーに46頭が出走して【0-1-4-41】の勝率0%、複勝率11%。96年のダンスインザダークの2着が最高で、1頭も勝ち馬が出ていないのだ。レディネスは果たして歴史の扉を開けることができるか。
【プリンシパルS組の日本ダービー3着以内】
・96年2着ダンスインザダーク(1番人気)
・98年3着ダイワスペリアー(15番人気)
・02年3着マチカネアカツキ(6番人気)
・09年3着アントニオバローズ(8番人気)
・18年3着コズミックフォース(16番人気)