21日、盛岡競馬場で行われた第12回マーキュリーC(3歳上、交流GIII・ダート2000m、1着賞金3000万円)は、中舘英二騎手騎乗の2番人気
サカラート(牡8、栗東・石坂正厩舎)が、中団追走から徐々にポジションを上げて直線に向くと、早め先頭から粘り込みを図る圧倒的1番人気(単勝1.3倍)
フィフティーワナーとの競り合いを1.1/2馬身差制して優勝した。勝ちタイムは2分05秒1(良)。さらに6馬身差の3着には4番人気
ヤマトマリオンが入った。
勝った
サカラートは、父アフリート、母はJRA1勝の
スカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)。同厩の半弟に07年ジャパンCダート、08年フェブラリーSなどGI・5勝を挙げている
ヴァーミリアン(牡6、父エルコンドルパサー)がいる。
02年11月のデビューからダート戦で勝ち星を重ね、05年東海S(GII)で重賞初制覇。続くブリーダーズゴールドC(交流GII)、日本テレビ盃(交流GII)も制して重賞3連勝を飾った。その後もダート戦線で善戦を続け、前走は名古屋大賞典(交流GIII)で3着。今回の勝利が05年日本テレビ盃以来、約2年10か月ぶりの勝利となった。通算成績41戦9勝(うち地方8戦3勝、重賞4勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。