6月8日(日)に東京競馬場、芝1600mで行われる安田記念。ここへ特別登録を済ませている各馬が今朝28日、レースへ向けた1週前追い切りを行っている。

　前走マイラーズC2着からここへ向かうジュンブロッサム(栗東・友道康夫厩舎)はCWで単走。レース間隔が中5週ということで速い時計の追い切りは先週に済ませ、今朝は前半から抑えて、ゆっくりと走っての内容。その分、最後の直線は切れに切れて、11.7秒から10.9秒の加速を見せた。時計は6F87.7〜5F68.8〜4F52.8〜3F37.1〜2F22.6〜1F10.9秒。

　CW、2回目のハロー明けに追い切ったのはマッドクール(栗東・池添学厩舎)。坂井瑠星騎手が跨り、6Fの入りはゆっくり。ただ、じわじわとスピードに乗ってくるのは本質的なものなのだろう。4コーナーもスピード感十分に回ってきて、最後の直線は2F21.7秒とこの日唯一の21秒台。全体の時計は6F79.7〜5F63.9〜4F49.4〜3F34.8〜2F21.7〜1F11.1秒。

　前走香港マイル13着のジャンタルマンタル(栗東・高野友和厩舎)は川田将雅騎手が跨って単走。1F目から14秒を切るラップを踏み、3F目区間で11.6秒をマークして、時計は4F50.1〜3F36.2〜2F23.8〜1F12.2秒。かなりしっかりと時計を出している。

(取材・文：井内利彰)