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G党・高野師のジャンタルマンタル “ミスター”にささげる走りを

2025年06月06日 05:27

19年クイーンエリザベスSで2着に健闘したクルーガー(左)。右は勝ち馬ウィンクス(撮影・平松さとし)

 【競馬人生劇場・平松さとし】6月3日、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督が逝去されたというニュースが日本列島を駆け抜けた。私もいわゆる“ON世代”で、野球に熱狂してきた者の一人だっただけに寂しさを禁じ得なかったが、本紙でも武豊騎手や、大の巨人ファンとして知られる橋口弘次郎元調教師がコメントを寄せたように、競馬関係者の間にも衝撃が走った。

 高野友和調教師も筋金入りの巨人ファン。厩舎カラーは巨人軍と同じオレンジと黒。19年にクルーガーオーストラリア遠征を行った際、帰りの飛行機でたまたま隣同士の席になった。当然のように巨人談議に花が咲いたが、そのときは本業の競馬でも見事な手腕を発揮されていた。

 クルーガーは2度の遠征で4戦したが、1戦目はG1ドンカスターマイル。結果は4着だったが、完全に前残りの展開の競馬で、上位との差を詰めた末脚はひときわ目を引いた。そこで指揮官はオーナーらと相談の上、距離が2F延びるG1クイーンエリザベスSに連闘で挑戦することを決断した。

 実際に走らせると、当時の最強馬ウィンクスには及ばなかったが2着に健闘。その差はわずか1馬身半で、G1をいくつも制していたハートネルなどには堂々と先着してみせたのだった。

 「ドンカスターマイルではイレ込んでしまったので、今回はパドックを最後入れにするなど手を打ちました」

 また、珍しくバンデージを巻かなかった理由について尋ねると、こう答えた。

 「連闘になるため、少しでもストレスを与えないようにと思って判断しました」

 帰りの機内で「勝てなかったのは悔しいけど、ウィンクス相手によく頑張ってくれました」と語ったときの表情が、今もなお強く印象に残っている。

 さて、今週は安田記念。クルーガーのラストラン(20年14着)となったこのレースに高野調教師はジャンタルマンタルを送り込む。“ミスター”のように人々を魅了する競馬で、その死を悼むことができるか。金曜朝に発表される枠順で、馬番3番を引いた馬とともに注目していきたい。 (フリーライター)

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