8日に東京競馬場で行われたG1安田記念は2番人気の
ジャンタルマンタルが1着。生産者の社台
ファーム(北海道千歳市)は2016年
ロゴタイプ以来、7頭目の安田記念優勝となった。
吉田照哉代表は「強かったですね。スタートも良かったし、いいポジションを取れて、抜け出してからも強かった。2歳、3歳、古馬でもG1を勝って、きょうは世界チャンピオン(
ソウルラッシュ)がいる中で勝ったのだから立派です」と愛馬の力走を称えた。
2週前のオークスを同じ社台
ファーム生産馬の
カムニャックが優勝。先週のダービーは
マスカレードボールが2着惜敗だったが、名門牧場の底力を示した。今週から始まった2歳新馬戦は土曜7日の東京で
ディバインウインド(牡=堀、父
スワーヴリチャード)がデビュー勝ちを飾った。吉田代表は「オークスも勝って、新馬も勝って、社台
ファームの運気も上がってますね」と笑顔で喜んだ。
ジャンタルマンタルの2歳下の妹
ウンナターシャ(牝2=高柳大、父パイロ)は既に栗東に入厩済み。「いい馬と聞いています」(同代表)と、こちらも兄同様の活躍が期待される。また、1歳の妹(父
イスラボニータ)は美浦・宮田厩舎に入厩する予定で、
ジャンタルマンタルを所有する社台レースホースで1口100万円(総額4000万円)で今後、募集開始予定となっている。