宝塚記念2025に出走予定のアーバンシック(24年10月撮影、ユーザー提供:パンツさん)
C.ルメール騎手がアーバンシック(牡4、美浦・武井亮厩舎)で宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の2年ぶり3勝目を狙う。
ルメール騎手はこれまで宝塚記念に9回騎乗。18年のサトノダイヤモンド、20年のサートゥルナーリアなど、人気に応えられないレースが続いたが、21年にクロノジェネシスで初制覇。23年にはイクイノックスで2勝目を手にしている。
今年のパートナーはアーバンシックだ。24年秋からコンビを結成し、セントライト記念と菊花賞を連勝。瞬く間にGIウイナーへと導いた。その後は有馬記念が6着、日経賞が3着だが、前者はスローの内枠、後者は道悪と敗因がハッキリ。決して評価を落とす必要はなく、ここは真価が問われる一戦となる。
GIマイスターの異名をとるルメール騎手だが、牝馬限定戦を除いたJRA古馬混合GIに限ると、23年のジャパンCのイクイノックスでの勝利を最後に、意外にも14連敗中だ。春のグランプリで悪い流れを止めることができるか。その手綱捌きを楽しみにしたい。
【ルメール騎手のJRA古馬混合GI・14連敗】カッコ内は人気
・23年チャンピオンズC…グロリアムンディ13着(8)
・23年有馬記念…スターズオンアース2着(7)
・24年フェブラリーS…オメガギネス14着(1)
・24年高松宮記念…トウシンマカオ6着(4)
・24年安田記念…パラレルヴィジョン13着(6)
・24年宝塚記念…ジャスティンパレス10着(2)
・24年スプリンターズS…ヴェントヴォーチェ16着(12)
・24年天皇賞(秋)…レーベンスティール8着(3)
・24年マイルCS…ブレイディヴェーグ4着(1)
・24年ジャパンC…チェルヴィニア4着(2)
・24年チャンピオンズC…ミックファイア13着(10)
・24年有馬記念…アーバンシック6着(1)
・25年高松宮記念…ナムラクレア2着(1)
・25年安田記念…シックスペンス12着(3)