帝王賞へ向け追い切りをおこなったメイショウハリオ(写真左、撮影:井内利彰)
7月2日(水)に大井競馬場、ダート2000mで行われる帝王賞。2022年、2023年にこのレースを連覇しているメイショウハリオ(栗東・岡田稲男厩舎)は今年も出走を予定しており、今朝11日にレースへ向けた追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後のCWへ、メイショウソウタ(古馬3勝クラス)とともに入場。2馬身ほど追走する形で6F標識を過ぎ、3コーナー手前あたりでは1馬身差くらいのところまで差を詰めてくる。
なかなか行きっぷりのいい走りだったので、4コーナーから最後の直線に向くところで楽々と追いついて先着するかと思われたが、並んでからが渋いのがこの馬。それはこの追い切りでも変わっていなかったが、一杯に追われたわけではなく、むしろあの手応えで同入はしっかり動けたなという印象。
時計は6F83.1〜5F67.4〜4F51.9〜3F36.8〜2F23.1〜1F11.5秒。道中きれいな加速ラップを踏みつつ、最後の直線も0.1秒だけではあるが加速。まだレースまで1ヶ月近くある段階でこれだけ動くことができたのは素晴らしいと思うし、やはり、前走平安Sを使っての帝王賞はこの馬にとってはベストローテなのかも知れない。
(取材・文:井内利彰)