【函館SS予想】北海道シリーズの開幕告げる電撃戦 持続力タイプが有利な舞台設定

2025年06月14日 06:35

函館スプリントSに出走予定のジューンブレア(撮影:山中博喜)

 夏の北海道シリーズ開幕を彩るスプリント重賞で、サマースプリントシリーズの第1戦。函館競馬場の芝1200mコースは2角ポケットからスタートしてのワンターン。3角までは緩やかな上り坂で4角にかけて下り、最後の直線は平坦。瞬発力というよりも長く良い脚を使えるタイプが有利にレースを運べる印象だ。2023年から3歳馬の馬齢重量が変更になったことも見逃せない。

 ◎ジューンブレアは芝1200m戦に限れば[4-0-0-0]と負け知らず。昨年の函館開催では開幕2週目の下北半島特別に出走して33.5〜34.6秒で逃げ切っている。新潟競馬場の直線1000m戦はやや戸惑いながらも0.1秒差4着。その後は中山競馬場芝1200m戦を連勝。前走のアクアマリンSは前半3ハロンを32.7秒で飛ばし、最後は流しながら後続を突き放した。逃げても、逃げなくても競馬が出来る馬だが、開幕週の馬場状態も味方してくれそうで3度目の重賞挑戦で初戴冠を狙う。

 〇ナムラクレアは芝1200m戦で[5-3-3-2]。そのすべてがオープン級で、その中には22年の函館スプリントSほか高松宮記念3年連続2着、スプリンターズS2年連続3着が含まれている。長くトップスプリンターとして活躍している。その実績には敬意を表したい。前走の高松宮記念はダッシュ一息で後方から。最後はメンバー最速の末脚で勝ち馬を追うように伸びたものの、わずかに及ばなかったが、力を示した1戦でもあった。

 ▲インビンシブルパパは京葉S優勝馬。500kgを超える大型馬で昨年2月のデビュー戦からダートばかりを使われてきたが、ここまで[5-1-1-1]。唯一の着外は控える競馬を試みた重賞のカペラSで0.4秒差7着だった。全5勝をスタート地点が芝コースの舞台であげており、芝適正に不安はなさそう。脚を溜めることができれば、あっと言わせることもできそうだ。

 △カピリナは愛知杯3着。デビュー当初はダート競馬を使われ初勝利もダート競馬だったが、芝コースを使われるようになってからは[3-0-2-1]。重賞初挑戦で0.4秒差4着だったシルクロードS以外は堅実だ。

 昨年の青函S含めて函館芝1200mコースは[3-0-0-0]の△モリノドリームとオーシャンS2着△ペアポルックス、前走で復活の気配を感じさせた△カルチャーデイも十分に圏内。激しいスピード争いが期待できそうだ。

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