【今日の注目ポイント】函館SSでナムラクレアが同レース2勝目を狙う

2025年06月14日 06:00

函館SSに出走するナムラクレア(撮影:山中博喜)

 6月14日(土)は東京・阪神・函館の3場開催。13日正午の馬場状態は、東京が芝良・ダート稍重、阪神と函館が芝・ダート共に良となっている。

■函館スプリントSでナムラクレアが2度目の制覇を狙う
 函館11Rは芝1200mの函館スプリントS(GIII)。ナムラクレアは3走前のスプリンターズSで3着、前走の高松宮記念で2着とGIでも常に上位争いを演じている実力馬。2走前の阪神Cでは1400mながらきっちり差し切っており、スプリント路線では現役屈指の存在だ。3歳時には当レースを制しており、函館コースへの適性に不安はない。実績の違いを見せつけたい。対するは前走の米子城Sを快勝したカルチャーデイ、現在2連勝中で勢いに乗るジューンブレアなど。

■東京ジャンプSでジューンベロシティが3連覇に挑む
 東京4Rは障害3110mの東京ジャンプS(J・GIII)。ジューンベロシティは一昨年、昨年の当レースを制しており、障害重賞の常連として安定した力を発揮している。前走の中山グランドジャンプでは4着とJ・GIでも上位争いする実力馬で、ここは連覇が有力だ。対するは障害入り後、安定感抜群のサイード、約10カ月の休養明けだが地力のあるホッコーメヴィウスなど。

■ジューンSに好メンバーが揃う
 東京11Rは芝1800mのジューンS(OP)。クルゼイロドスルは2走前の中山記念で5着、前走のエプソムCで4着と、GII、GIIIで入着を果たしている。OPクラスでは実力上位の存在で、2勝を挙げている東京コースなら勝ち負け必至。対するは休み明けを叩いた昨年のプリンシパルS勝ち馬ダノンエアズロック、菊花賞7着以来の出走となるシュバルツクーゲルなど。

■三宮Sでサトノフェニックスが本領発揮か
 阪神11Rはダート1800mの三宮S(OP)。サトノフェニックスは3走前のレパードSで2着、2走前の不来方賞でも3着とダートグレード競走で好走歴がある。前走の栗東Sは距離が短く休み明けもあって8着に敗れたが、得意の1800mに戻れば巻き返す可能性が高い。対するは3走前にプロキオンSを制したサンデーファンデー、現在無傷4連勝中のダブルハートボンドなど。

■夏至Sでナイトアクアリウムが惜敗に終止符を打つ
 東京10Rはダート1600mの夏至S(3勝)。ナイトアクアリウムは現級で2着1回、3着3回と、あと一歩の競馬が続いている。特に得意の東京ダート1600mでは安定した末脚を見せており、展開ひとつで勝ち切る力は十分にある。今回こそクラス突破を決めたい。対するはクラス慣れが見込まれるヴァンドーム、約10カ月の休養明けとなるが連勝中のジャスパーロブストなど。

■安芸特別でフェンダーが今度こそ
 阪神10Rはダート1200mの安芸特別(2勝)。フェンダーは前々走の2勝クラスで2着、前走のオーストラリアTでも2着と、惜しい競馬が続いている。揉まれない大外枠で勝ちきれない競馬に終止符を打ちたい。対するは休み明けを叩かれたエコロアゼル、堅実な走りが続くモンドプリュームなど。

■三田特別でゲルチュタールが格の違いを見せる
 阪神8Rは芝2400mの三田特別(2勝)。ゲルチュタールは前走の青葉賞で3着に入り、世代上位の力を示した。2走前のゆきやなぎ賞では同舞台を快勝しており、自己条件のここでは能力が一枚上だろう。日本ダービー出走は叶わなかったが、その実力は本物だ。対するは前走アザレア賞を勝って勢いに乗るダノンシーマ、クラス慣れが見込めるファミリータイムなど。

■函館5Rの新馬戦でモントライゼの半妹ムーンリットアイルなどがデビュー
 函館5Rは芝1000mの新馬戦。半兄に20年京王杯2歳Sを勝ったモントライゼ(父ダイワメジャー)がいる、ミッキーアイル産駒のムーンリットアイルが藤岡佑介騎手でデビューする。

■東京5Rの新馬戦でノームコアの仔ドリームコアなどがデビュー
 東京5Rは芝1600mの新馬戦。19年ヴィクトリアマイル(GI)などGI2勝を含む重賞5勝を挙げたノームコアの仔でキズナ産駒のドリームコアがD.レーン騎手でデビューする。また、半兄に25年名古屋グランプリなど、重賞3勝を挙げているサンライズジパング(父キズナ)がいる、シルバーステート産駒のオラヴィンリンナが菅原明良騎手でデビューする。また、20年クイーンS(GIII)を勝ったレッドアネモスの仔でシスキン産駒のルージュカルデアが津村明秀騎手でデビューする。

■東京6Rの新馬戦でアブキールベイの半妹エンカウンターベイなどがデビュー
 東京6Rは芝1400mの新馬戦。半姉に今年の葵Sを勝ったアブキールベイ(父ファインニードル)がいる、ダノンスマッシュ産駒のエンカウンターベイが吉田豊騎手でデビューする。

■阪神5Rの新馬戦でアウィルアウェイの仔マイオウンウェイなどがデビュー
 阪神5Rは芝1200mの新馬戦。20年シルクロードS(GIII)を勝ったアウィルアウェイの仔でキズナ産駒のマイオウンウェイが松山弘平騎手でデビューする。

■節目の勝利までわずか
・武藤雅騎手はJRA通算200勝まであと2勝。当日は東京で4鞍に騎乗する。
・泉谷楓真騎手はJRA通算100勝まであと1勝。当日は阪神で1鞍に騎乗する。

■調教師2名のバースデー
・昆貢調教師の67歳のバースデー。当日の管理馬は函館で3頭がスタンバイしている。
・吉田直弘調教師の54歳のバースデー。当日の管理馬は阪神で3頭、函館で2頭がスタンバイしている。

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