6月14日(土)は東京・阪神・函館の3場開催。13日正午の馬場状態は、東京が芝良・ダート稍重、阪神と函館が芝・ダート共に良となっている。
■函館スプリントSで
ナムラクレアが2度目の制覇を狙う
函館11Rは芝1200mの函館スプリントS(GIII)。
ナムラクレアは3走前のスプリンターズSで3着、前走の高松宮記念で2着とGIでも常に上位争いを演じている実力馬。2走前の阪神Cでは1400mながらきっちり差し切っており、ス
プリント路線では現役屈指の存在だ。3歳時には当レースを制しており、函館コースへの適性に不安はない。実績の違いを見せつけたい。対するは前走の米子城Sを快勝した
カルチャーデイ、現在2連勝中で勢いに乗る
ジューンブレアなど。
■東京ジャンプSで
ジューンベロシティが3連覇に挑む
東京4Rは障害3110mの東京ジャンプS(J・GIII)。
ジューンベロシティは一昨年、昨年の当レースを制しており、障害重賞の常連として安定した力を発揮している。前走の中山グランドジャンプでは4着とJ・GIでも上位争いする実力馬で、ここは連覇が有力だ。対するは障害入り後、安定感抜群の
サイード、約10カ月の休養明けだが地力のある
ホッコーメヴィウスなど。
■ジューンSに好メンバーが揃う
東京11Rは芝1800mのジューンS(OP)。
クルゼイロドスルは2走前の中山記念で5着、前走の
エプソムCで4着と、GII、GIIIで入着を果たしている。OPクラスでは実力上位の存在で、2勝を挙げている東京コースなら勝ち負け必至。対するは休み明けを叩いた昨年のプリンシパルS勝ち馬
ダノンエアズロック、菊花賞7着以来の出走となる
シュバルツクーゲルなど。
■三宮Sで
サトノフェニックスが本領発揮か
阪神11Rはダート1800mの三宮S(OP)。
サトノフェニックスは3走前のレパードSで2着、2走前の不来方賞でも3着とダート
グレード競走で好走歴がある。前走の栗東Sは距離が短く休み明けもあって8着に敗れたが、得意の1800mに戻れば巻き返す可能性が高い。対するは3走前にプロキオンSを制した
サンデーファンデー、現在無傷4連勝中の
ダブルハートボンドなど。
■夏至Sで
ナイトアクアリウムが惜敗に終止符を打つ
東京10Rはダート1600mの夏至S(3勝)。
ナイトアクアリウムは現級で2着1回、3着3回と、あと一歩の競馬が続いている。特に得意の東京ダート1600mでは安定した末脚を見せており、展開ひとつで勝ち切る力は十分にある。今回こそクラス突破を決めたい。対するはクラス慣れが見込まれるヴァンドーム、約10カ月の休養明けとなるが連勝中の
ジャスパーロブストなど。
■安芸特別で
フェンダーが今度こそ
阪神10Rはダート1200mの安芸特別(2勝)。
フェンダーは前々走の2勝クラスで2着、前走のオーストラリアTでも2着と、惜しい競馬が続いている。揉まれない大外枠で勝ちきれない競馬に終止符を打ちたい。対するは休み明けを叩かれた
エコロアゼル、堅実な走りが続く
モンドプリュームなど。
■三田特別で
ゲルチュタールが格の違いを見せる
阪神8Rは芝2400mの三田特別(2勝)。
ゲルチュタールは前走の青葉賞で3着に入り、世代上位の力を示した。2走前のゆきやなぎ賞では同舞台を快勝しており、自己条件のここでは能力が一枚上だろう。日本ダービー出走は叶わなかったが、その実力は本物だ。対するは前走アザレア賞を勝って勢いに乗る
ダノンシーマ、クラス慣れが見込める
ファミリータイムなど。
■函館5Rの新馬戦で
モントライゼの半妹
ムーンリットアイルなどがデビュー
函館5Rは芝1000mの新馬戦。半兄に20年京王杯2歳Sを勝った
モントライゼ(父ダイワメジャー)がいる、
ミッキーアイル産駒の
ムーンリットアイルが藤岡佑介騎手でデビューする。
■東京5Rの新馬戦で
ノームコアの仔
ドリームコアなどがデビュー
東京5Rは芝1600mの新馬戦。19年ヴィクトリアマイル(GI)などGI2勝を含む重賞5勝を挙げた
ノームコアの仔で
キズナ産駒の
ドリームコアがD.レーン騎手でデビューする。また、半兄に25年名古屋グランプリなど、重賞3勝を挙げている
サンライズジパング(父
キズナ)がいる、
シルバーステート産駒の
オラヴィンリンナが菅原明良騎手でデビューする。また、20年クイーンS(GIII)を勝った
レッドアネモスの仔で
シスキン産駒の
ルージュカルデアが津村明秀騎手でデビューする。
■東京6Rの新馬戦で
アブキールベイの半妹
エンカウンターベイなどがデビュー
東京6Rは芝1400mの新馬戦。半姉に今年の葵Sを勝った
アブキールベイ(父
ファインニードル)がいる、
ダノンスマッシュ産駒の
エンカウンターベイが吉田豊騎手でデビューする。
■阪神5Rの新馬戦で
アウィルアウェイの仔
マイオウンウェイなどがデビュー
阪神5Rは芝1200mの新馬戦。20年
シルクロードS(GIII)を勝った
アウィルアウェイの仔で
キズナ産駒の
マイオウンウェイが松山弘平騎手でデビューする。
■節目の勝利までわずか
・武藤雅騎手はJRA通算200勝まであと2勝。当日は東京で4鞍に騎乗する。
・泉谷楓真騎手はJRA通算100勝まであと1勝。当日は阪神で1鞍に騎乗する。
■調教師2名の
バースデー
・昆貢調教師の67歳の
バースデー。当日の管理馬は函館で3頭がスタンバイしている。
・吉田直弘調教師の54歳の
バースデー。当日の管理馬は阪神で3頭、函館で2頭がスタンバイしている。