【地方競馬】川崎スパーキングスプリント エンテレケイアがスピードの違いを見せつけて圧逃!

2025年06月17日 21:40

 昨年2着の雪辱を果たし、川崎スパーキングスプリントを制したエンテレケイア

 「川崎スパーキングスプリント・S3」(17日、川崎)

 交流重賞好走のスピードはダテではなかった。単勝1・5倍の支持を受けたエンテレケイアが、貫禄の走りで昨年頭差2着の借りを返し、重賞タイトル4勝目。「第15回習志野きらっとスプリント・S2」(7月30日・船橋)への優先出走権もゲットした。2着に5番人気のティアラフォーカス、連覇を狙った2番人気のプライルードは3着に押し上げるのがやっとだった。

 2カ月ぶりの実戦で13キロ増の馬体は明らかに余裕残しだったが、ここではエンテレケイアスピードが抜けていた。

 二の脚をつけて内から行きかけたカプリフレイバーを制して主導権。唯一、ティアラフォーカスがケンカを売ってきたが、直線ではこれを十分引き付けてからもうひと伸び。最後は1馬身半差に突き放した。

 吉原寛は15日に続いての重賞Vは今月4勝の固め打ち。「返し馬の反応が良かったので、900メートルでも先手が取れると思って自信を持って乗りました」と汗を拭った。昨年8月以来の川崎での重賞Vに「秋のJBC(スプリント=11月3日・船橋)へ向けて落とせない一戦。勝ててホッとしました」と満面の笑み。5月には待望の第1子も誕生し、「まだまだ乗る重賞は全て勝つつもり」と、スタンドからのファンの声援に応えた。

 前走の東京スプリントではエートラックスに0秒1差3着。6歳にして本格化した遅咲きスプリンターは確実に全国区レベルへと成長中。小久保師も「まだ完調ではなかったし、そこまで切れなかったけど、確実に成長してます」と目尻を下げた。「とにかくJBCを獲るためのローテで行きます。次はブレずに(連覇のかかる)習志野きらっとスプリント」とキッパリ。夢が現実へ、確実に近づいている。

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