坂井瑠星騎手騎乗のキープカルムがゴール前で抜け出す(カメラ・高橋 由二)
◆第1回しらさぎS・G3(6月22日、阪神競馬場・芝1600メートル、良)
リステッド競走の米子Sを前身とし、今年からG3に昇格したサマーマイルシリーズの第1戦に14頭が出走し、5番人気の
キープカルム(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎、父
ロードカナロア)がゴール前で鋭く伸び、重賞初勝利を飾った。初コンビの坂井瑠星騎手は2月の共同通信杯(
マスカレードボール)以来のJRA重賞勝利となった。勝ちタイムは1分33秒0。
同馬は今年のオークスを制した
カムニャックの半兄。前走のダービー卿CTでは後方から追い込んで3着になっていた。4度目の重賞挑戦で、待望の初タイトルを獲得した。
1番人気の
チェルヴィニア(クリストフ・ルメール騎手)が2着。3着は最低14番人気の
コレペティトール(井上敏樹騎手)が入った。
坂井瑠星騎手(
キープカルム=1着)「前回、うまくゲートを出られなかったので、そこだけ気をつけていきました。手応えは良かったですし、あとは進路を見つけるだけでした。少し、狭いところを強引に行く形にはなりましたが、馬のおかげで勝てました。操縦性もいいですし、反応もいい。今日に関しては言うことがなかったです。まだまだ上のステージで頑張れる馬だと思います」