ラジオNIKKEI賞2025に出走予定のエキサイトバイオ(今年1月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)
開業14年目の今野貞一調教師が、ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)のエキサイトバイオ(牡3)でJRA重賞初制覇を目指す。
今野調教師は77年4月24日生まれ、大阪府出身の48歳。大久保龍志厩舎、宮本博厩舎の調教助手を経て、12年に開業した。JRA通算3070戦243勝。22年のエーデルワイス賞を制したマルカラピッドや、ダート戦線で長く活躍したトウショウフリーク、現役ではダートのオープンを3勝しているドンアミティエ、芝短距離重賞で好走を続けるグランテストなどの活躍馬を手掛けている。ただ、JRA重賞は91戦して未勝利。今年のアンタレスSのタイトニットなど、8回ある2着が最高着順となっている。
ラジオNIKKEI賞にはエキサイトバイオがエントリーしている。父が日本ダービー馬のレイデオロ、母が10年のローズSを制したアニメイトバイオという血統馬。前々走の未勝利で待望の初勝利。続く前走のあずさ賞はクビ差の2着だったが、昇級戦に加え、初体験の不良だったことを考慮すれば、合格点を与えられる内容だった。今回は一気に相手が強くなるものの、目下5戦連続で4着以内という堅実さは大きな武器。ハンデ戦でもあり、上位に食い込むシーンがあっても不思議はない。
今野調教師にとっては待ちに待ったJRAでのタイトル獲得となるか。エキサイトバイオの走りに期待したい。