【AI予想・ラジオNIKKEI賞】混戦ムードの3歳限定ハンデ重賞! 人工知能は波乱の可能性も示唆

2025年06月23日 19:00

ラジオNIKKEI賞に出走予定のフクノブルーレイク(撮影:下野雄規)

 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は日曜日にラジオNIKKEI賞(GIII)と函館記念(GIII)が行われます。その中から福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年のラジオNIKKEI賞での前走人気別成績を見ていきます。過去10年のラジオNIKKEI賞では前走5番人気以内の馬が10勝2着5回3着5回と活躍しています。一方、前走で6番人気以下だった馬は2着5回3着5回と勝ち切れていません。

 ラジオNIKKEI賞は3歳限定戦では唯一のハンデ重賞で人気薄の馬にもチャンスのある一戦です。ただ、意外にも前走で6番人気以下と低評価だった馬は苦戦する傾向にあるようです。

 前走6番人気以下で馬券に絡んだのは10頭。この内、6頭が前走でGIに出走。残る4頭は前走初角で6番手以内と先行力を見せていました。前走で6番人気以下だった馬については、ハイレベルなレースを経験していることや小回り向きの先行力を備えていることが好走条件と言えそうです。

 続いては、過去10年のラジオNIKKEI賞における前走からの間隔別成績です。過去10年のラジオNIKKEI賞では前走から中9週以内とコンスタントに使われていた馬が10勝2着7回3着7回と良績を残しています。過去10年のラジオNIKKEI賞は6月、7月に開催されています。暑さが厳しい時期ということもあり、前走から間隔が空いていない馬の方が仕上げに苦労しにくいため、このような傾向になっていると考えられます。

 前走から中11週以上で出走した馬は2着3回3着3回と6頭が馬券に絡んでいます。この6頭の内、3頭が前走でGIに出走。残る3頭はすべて前走で1着となっています。GIに出走できる馬はそれだけの実績のある能力馬と言えますし、そのような馬であれば 間隔が空いていたとしても地力の違いで好走する可能性があるのでしょう。また、前走がGIでなかった馬でもそのレースで勝って勢いに乗っている馬は調子の良さを活かして好走する場合があるので注意したいところです。

 それでは早速ですが、今週のラジオNIKKEI賞でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆人工知能は波乱の可能性も示唆

フクノブルーレイク

 前走の皐月賞(GI)は16着に大敗。GIで相手が強かったこともありますが、1コーナーで鞍上が立ち上がるほどの不利を受けていましたし、スムーズさを欠いてしまったことも大敗の理由と考えられます。2走前のスプリングS(GII)では2着に好走しているほどですし、今回のメンバー相手ならばチャンスはありそうです。

 そのスプリングSは今回と同じ芝1800mで距離への適性は十分。また、今週の福島競馬場は雨予報が出ており馬場状態も鍵になりそうですが、スプリングSは重馬場でしたし仮に道悪の競馬になったとしても対応してくれそうです。重賞での好走実績があるだけに他馬よりも斤量を背負うことになりそうですが、地力の違いで好走しても不思議はありません。

エキサイトバイオ

 初勝利まで時間を要した本馬ですが、デビュー5戦目となった2走前の未勝利戦で待望の1勝目。このレースの3着馬、5着馬、6着馬は次走で未勝利を脱出しており、メンバーレベルも低くはありませんでした。そこで勝利しているのは本馬の能力が高いことを示す根拠と言えます。

 それを証明するように昇級戦となった前走のあずさ賞(1勝クラス)で2着に好走。レースでは直線で馬場の外目を走る馬が上位に来ていましたが、本馬は内を突く形で連対を確保。勝ち馬とはクビ差でしたし、もう少し外目を走れていれば結果は違っていたかもしれません。今回は開幕週の福島が舞台。先行力のある本馬にはプラスになりそうな印象ですし、展開次第では残り目も十分にあるのではないでしょうか。

スナークピカソ

 3走前の未勝利戦で初勝利を挙げて以降の2戦はともに6着。2走前のスプリングSは重賞初挑戦でしたし、外枠で距離ロスも響いた印象。それでも直線ではジリジリと脚を使っていましたし内容自体は悪くなかったように映ります。前走の白百合S(L)は同型に絡まれて展開が厳しくなったことや、極端に外が伸びる馬場が合わなかった印象で参考外と言えそうです。

 今回は開幕週の福島になりますので、持ち味の先行力を存分に発揮できる条件。本馬はこれまでの8戦で1コーナーを2番手以内で通過した際は3戦1勝2着1回。馬券に絡めなかったのは先述した白百合Sですが、道中3番手以内の馬の中では最先着していますし、先行できれば面白い存在になりそうです。これまで目立った実績がないため、ここは人気薄での出走になりそうですが、先行力を活かせる形になれば侮れない1頭になるかもしれません。

 今回は以上となりますが、枠順確定後の週末版では枠番や調教時計、天候などが加味されます。現時点で浮上しなかった馬が急上昇する事もありますので、そちらも楽しみにお待ちください!

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。