ラジオNIKKEI賞2025に出走予定のレーヴブリリアント(撮影:下野雄規)
ルーキーの舟山瑠泉騎手が、ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)のレーヴブリリアント(牡3、美浦・田中博康厩舎)で重賞初挑戦初制覇を狙う。
舟山騎手は06年7月28日生まれ、千葉県出身の18歳。今年3月に美浦・田中博康厩舎からデビュー。JRA通算103戦4勝。3月8日の中山7R・3歳1勝クラスを自厩舎のレーヴブリリアントで制し、デビュー2週目にして同期一番乗りの初勝利。4月13日には2勝目を挙げた。その後は勝ち切れないレースが続いたものの、函館では開幕から先週と2週連続で勝利。苦しい時期を乗り越え、勢いを取り戻しつつある。
そして今週末のラジオNIKKEI賞では、同期一番乗りとなる重賞初騎乗のチャンスを得た。パートナーは初勝利の時と同じくレーヴブリリアントだ。父がスワーヴリチャード、伯母がGI・4勝のリスグラシューという血統馬。前々走の1勝クラスを舟山騎手で勝利。連闘で挑んだスプリングSはC.ルメール騎手とのコンビで7着だったが、上がり3Fはメンバー中最速でもあり、悲観する内容ではなかった。その後はリフレッシュ。今回は約3カ月ぶりの実戦となるが、しっかりと乗り込まれているので仕上がりに不安はない。
舟山騎手はチャンスをくれた師匠、そしてオーナーに、結果で恩返しできるか。若手らしい思い切った手綱捌きで、悔いの残らないレースを見せてほしい。