7月6日(日)に小倉競馬場、芝1200mで行われるサマースプリントシリーズの北九州記念。ここに出走を予定しているクラスペディア(栗東・河嶋宏樹厩舎)が今朝26日、小崎綾也騎手が跨って、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

　CW、2回目のハローが終了した後の時間帯だったが、夏場の木曜日ということもあって、馬場入りしたのは数頭。すごく静かな中での追い切りとなったが、2コーナーから向正面に入るところでのラップが16.0秒を踏んでいるように、いつでもスピードを出せる状態で6F標識を通過していく。

　15秒を切るラップを踏んだかと思うと、力みはないものの、加速はしているという状況で3コーナーから4コーナーを回っていく。最後の直線に向いて、グンと加速して、ゴール前はラップが減速したが、ハミをかけて、スピードが落ちすぎないように促してのフィニッシュとなった。

　時計は6F77.8〜5F63.4〜4F49.6〜3F35.9〜2F23.2〜1F11.9秒。この日の6F時計としてはトップ、3Fの36秒切りは3番目の時計だった。前走逃げて素晴らしいパフォーマンスを発揮しているが、やはり自分のリズムでラップを刻むことに優れている馬。古馬相手でも速力は見劣らない。

(取材・文：井内利彰)