今年のセレクトセールでは、当歳セッションに登場するタイトルホルダー産駒からも目が離せない。そこで全4頭の上場馬を紹介したい。

　上場番号順にいこう。317番の「ブレッシングテレサの2025(牡)」は伯父のアドマイヤラクティが14年の豪G1・コーフィールドCの覇者。同じくアドマイヤジャスタは20年の函館記念を制している。芝の中長距離が主戦場になるだろう。続いて365番の「シティイメージの2025(牝)」はオープンで活躍しているブレイヴロッカーの半弟。バランスの良さが目立つグッドルッキングホースだ。

　470番の「グラットンラッシーの2025(牡)」は父譲りの鹿毛の馬体が目を引く。母系には米の活躍馬がズラリ。アメリカンファラオ(American Pharoah)産駒の母はダ1000mで勝ち上がっているので、ダートでの活躍も期待できそうだ。最後に486番の「ローゼンタールの2025(牡)」は、祖母の半妹が名牝ウオッカという血統が魅力だ。母はダ1000m以下で4勝を挙げているので、父の産駒にしては距離適性が短めになるかもしれない。