得意のレースで復活を目指す“ブサカワ”ケンシンコウ
「ジュライS」(6日、福島)
ジュライSに出走する
ケンシンコウは個性的な馬だ。名前にインパクトがある上に、特徴的なのが顔の毛色。表面の6、7割くらいの部分が白く、珍しい顔をしている。表現として合っているか分からないが、記者には“ブサカワ”に見える。
競走内容にも個性がある。レパードSで重賞制覇を達成しているが、得意なのは福島ダート1700メートル戦。ジュライSは過去に1、3、3着と好成績で、21年は現在ダートG1で活躍中の
メイショウハリオに5馬身差をつけて圧勝した。昨年も東京ダート千四の根岸S16着から舞台が変わって激走し、8番人気で3着に好走した。
管理する小西師は「小回りだけどペースが速くなりやすく、折り合いがつく。この舞台の流れが合うのでしょう」と分析。舞台適性の高さに目を見張る。脚元が弱くて今回は1年ぶりの実戦となるが、「脚元は問題ないし、しっかり調教もできている」と説明。今年も8歳の個性派が福島の夏を盛り上げる。
ちなみに、ブサカワの
ケンシンコウ動画をYouTubeチャンネル「デイリー競馬 馬サブロー」で公開しています。よろしければ、ご覧になってください。(デイリースポーツ・小林正明)