七夕賞2025に出走予定のドゥラドーレス(撮影:下野雄規)
戸崎圭太騎手が
ドゥラドーレス(牡6、美浦・宮田敬介厩舎)で、歴代単独トップとなる七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)の5勝目を狙う。
戸崎騎手はこれまで七夕賞に10回騎乗。2回目の参戦となった16年に
アルバートドックで初制覇すると、翌17年に
ゼーヴィントで連覇達成。その後も21年に
トーラスジェミニ、24年に
レッドラディエンスで制し、現役では単独トップ、歴代では岡部幸雄騎手と並んでトップタイとなる4勝を挙げている。
今年のパートナーは
ドゥラドーレスだ。
ドゥラメンテ産駒で、23年のホープフルSと24年の有馬記念を制した
レガレイラの半兄となる血統馬。ここまでケガによる2度の長期休養があったので出世が遅れているが、6歳にして充実期を迎えている。前々走の小倉日経賞でオープン初勝利を挙げると、前走の
エプソムCでも上がり3F最速をマークして2着に健闘。重賞タイトルは手が届くところにある。戸崎騎手は22年の毎日杯以来、3年4カ月ぶりのタッグ。当時は馬群を捌くのに手間取って3着に終わったので、ここは悔しさを晴らしたい一戦となる。
福島初参戦の
ドゥラドーレスを、好リードで勝利に導けるか。このコース、このレースを知り尽くした戸崎騎手の手綱捌きに要注目となる。