現地時間9日、英・アスコット競馬場で国際騎手対抗戦「シャーガーカップ」が行われ、日本から参戦した武豊騎手(39、栗東・フリー)は、2勝を挙げる活躍を見せた。

　シャーガーCは、英、愛、欧州、世界選抜の4チーム(各3人)による対抗戦。各騎手が5レースに騎乗した総合成績で争われ、欧州チームが94ポイントを獲得して総合優勝を飾った。武豊騎手がキャプテンを務めた世界選抜チームは57ポイントで2位となっている。

　また、最多ポイント獲得騎手に贈られるシルバーサドル賞には、50ポイントを獲得したG.モッセ騎手(仏)が輝き、武豊騎手は37ポイントで2位だった。シャーガーCにおける武豊騎手の騎乗成績は以下の通り。

1R・シャーガーCダッシュS(芝5f)
Strike Up The Band　1着
2R・シャーガーCディスタフ(芝7f)
Nans Joy　1着
3R・シャーガーCスプリント(芝6f)
Sudden Impact　7着
4R・シャーガーCステイヤーズ(芝16f)
Mudawin　9着
6R・シャーガーCマイル(芝8f)
Kay Gee Be　3着

【武豊騎手のコメント】
「最初の2レースで勝ててよかったです。1レースはチャンスがあるとは聞いていましたが、2レースも勝てるとは思いませんでした。最後のレースは3勝目を狙っていったけど、惜しかったですね。同じチームの2人もそうですが、世界のトップジョッキーと一緒にレースができる機会はなかなかないので、このシリーズはやっぱり面白いし、自分にとってもいい経験だと思います。(終日雨が降ったが)雨のアスコットは初めて乗ったので、重い馬場を経験できたのもよかったです。次はキングジョージで来たいですね(笑)」