今年の天皇賞(春)当日に誘導するディープボンド(ユーザー提供:アヴィーさん)
引退競走馬たちの馬術大会「RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)2025」の兵庫大会が11日(金)、13日(日)に兵庫県・三木市の三木ホースランドパークで行われ、2日目の障害馬術に
ディープボンドがエントリーしている。
同馬は父
キズナ、母ゼフィランサス、母の父キングヘイローの血統。19年10月のデビューから芝の中長距離戦を使われ、21年、22年の阪神大賞典を連覇するなど、国内外で重賞4勝を挙げた。天皇賞(春)で3年連続2着に入るなど何度も好走し、
ビッグタイトルには手が届かなかったが、総賞金7億6781万5800円を獲得。“GI未勝利の賞金王”の異名と、“プボ”の愛称でファンから親しまれた。昨年暮れの有馬記念を最後に現役を退き、現在は京都競馬場の誘導馬として過ごしている。
13日(日)の障害馬術には、ほかにも
アフリカンゴールド、サヴィなど重賞ウイナーのほか、阪神競馬場の誘導馬
ホウオウジョルノなどが出場を予定しており、乗馬、馬術愛好家だけでなく、競馬ファンからも注目を集めそうだ。
◆引退競走馬杯
正式名称はRRC(Retired Racehorse Cup)で、
2018年度より実施されている。競馬界を引退した競走馬が乗馬、馬術で活躍する機会を設け、セカンドキャリアの形成、リトレーニング技術向上のほか、乗馬や馬術のファンを拡大することが目的。今年の兵庫大会は11日(金)、13日(日)の2日間。初日に馬場馬術、2日目に障害馬術が行われる。