栗東坂路を軽快に駆け上がるセブンマジシャン(撮影・石湯恒介)
「七夕賞・G3」(13日、福島)
重賞初制覇を狙う
セブンマジシャンは9日、栗東坂路で高野厩舎流の2本追い。後半もメリハリの利いたフットワークを弾ませ、馬なりで4F55秒1-39秒7-12秒4でフィニッシュした。
高野師は「使っている馬ですし、リズムを整える程度です」と予定通りを強調する。前走から中3週での臨戦。連日、35度近くの猛暑が続くが「変わらず順調です。暑さも大丈夫」と毛ヅヤ、馬体の張りは良く、状態に関して不安は皆無だ。
3勝クラスでは2着4回、3着2回と善戦続き。今回は格上挑戦となるものの、「重賞でも掲示板に来ているし、安定感がある」と指揮官が言うように3歳時には京成杯3着、セントライト記念4着の実績もある。「小回りの方が結果が出ていますし、紛れもありますから」。前走で効果てきめんだったブリンカー、54キロの軽ハンデも味方すれば一発の可能性は十分だ。