国際競馬統括機関連盟(IFHA)は7月10日、最新の「ロンジン・ワールド・ベストホースランキング」を発表した。2025年1月1日から7月6日までに実施された世界の主要レースが対象で、今年5回目の中間発表。掲載されたレーティング120以上の33頭のうち、日本調教馬は8頭となっている。
トップは127
ポンドで3頭が並んでいる。サウジCを制覇し、ドバイ・ワールドC3着の
フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父
リアルスティール)は前回のランキングまで単独1位だったが、2頭に並ばれる形となった。
127
ポンドを獲得して1位タイに浮上したのは、まずは英国のフィールドオブゴールド(牡3歳、英・J&Tゴスデン厩舎、父
キングマン)。6月17日に
ロイヤルアスコット開催のセントジェームズパレスステークス・G1を制覇。前回までは123
ポンドで8位タイだったが、首位タイとなった。
もう1頭の127
ポンドは、オンブズマン(牡4歳、英・J&Tゴスデン厩舎、父
ナイトオブサンダー)で新たにランクインした。6月18日には
ロイヤルアスコット開催のプリンスオブウェールズSでG1初制覇。7月5日のエクリプスSでは61キロを背負って2着だった。
126
ポンドで4位タイは3頭。
ドラクロワ(牡3歳、愛・Aオブライエン厩舎、父ドバウィ)が、新たにランクインした。エクリプスSでは外から豪快に伸びてオンブズマンを差し切り、G1初制覇を飾った。
ロマンチックウォリアー(セン7歳、香港・Cシャム厩舎、父
アクラメイション)、カーインライジング(セン5歳、香港・D
ヘイズ厩舎、父
シャムエクスプレス)の香港馬2頭は、2位タイから4位タイに後退した。
ドバイ・シーマクラシック覇者の
ダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父
エピファネイア)は125
ポンドで、4位タイから7位タイに後退した。
125
ポンドで7位タイは他に3頭。6月29日のサンクルー大賞を制し、新たにランクインした
カランダカン(セン4歳、仏・F
グラファール厩舎、父
グレンイーグルス)。6月6日のコロネーションカップを勝った
ヤンブリューゲル(牡4歳、愛・Aオブライエン調教師、父
ガリレオ)は、前回の124
ポンドから125
ポンドに上方修正。もう1頭は米国2冠を達成した
ソヴリンティ(牡3歳、米国・Wモット厩舎、父イントゥミスチーフ)。
ドバイ・ターフでVの
ソウルラッシュ(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父
ルーラーシップ)は121
ポンドで前回の13位タイから15位タイに後退した。
120
ポンドの20位タイに、日本馬は5頭。6月15日の宝塚記念で3馬身差をつけて逃げ切り、G1初制覇を飾った
メイショウタバル(牡4歳、栗東・石橋守厩舎、父
ゴールドシップ)が120
ポンドを獲得してランクインした。
他の120
ポンドの日本馬は日本ダービーの覇者の
クロワデュノール(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父
キタサンブラック)、安田記念Vの
ジャンタルマンタル(牡4歳、栗東・高野友和厩舎、父
パレスマリス)、ドバイ・シーマクラシック3着のドゥレッツア(牡5歳、美浦・尾関知人厩舎、父
ドゥラメンテ)、クイーンエリザベス2世Cで海外G1初制覇の
タスティエーラ(牡5歳、美浦・堀宣行厩舎、父
サトノクラウン)となっている。
なお、6月30日の愛ダービーを制し、英愛ダービーダブルを達成した
ランボーン(牡3歳、Aオブライエン厩舎、父
オーストラリア)は、前回と同じ120
ポンドだった。