七夕賞を制したコスモフリーゲン(左)=撮影・園田高夫
「七夕賞・G3」(13日、福島)
2番人気の
コスモフリーゲンが逃げ切って重賞初勝利を飾った。2着には1番人気の
ドゥラドーレス、3着には11番人気の
オニャンコポンが入った。
好発から内枠を利して先手を主張した。気持ちよくハナを進み、いい手応えで最後の直線を迎えると、
ドゥラドーレスとの一騎打ちになったが、頭差しのいだ。勝利に導いた48歳のベテラン柴田大は「(最後は)声出ましたね、『頑張れ〜』と。良かったです、残ってくれて」と満面の笑みで振り返り、「ここまで付きっきりでやらせてもらって、これ以上ないという仕上げで来られたので。これで負けたらしょうがないなと思っていたんですけど。本当に馬に感謝です」と声を弾ませた。
自身にとっても20年12月の
ターコイズS(
スマイルカナ)以来となる重賞勝利。「久しぶりですね。なかなかいい馬に乗るのは大変な時ですけど、こういう風に乗らせていただいて感謝ですね」と、しみじみと喜びをかみしめた。