CBC賞を目指すワイドラトゥール(撮影:井内利彰)
8月10日(日)に中京競馬場、芝1200mで行われるサ
マースプリント第4戦、CBC賞。ここに今年の中京芝1400mで行われた愛知杯を制した
ワイドラトゥール(栗東・藤原英昭厩舎)が参戦予定。今朝24日はレースに向けた2週前追い切りが行われている。
朝一番のCW。西塚洸二騎手を背に正面から入場すると、落ち着いた様子でキャンター。1コーナーから2コーナーを回って、向正面に入ってからも折り合いを欠くようなところはなかった。ただ、3コーナー手前あたりからは行きたがる素振りを見せ、馬自身がここから速くなるということを察知している感じ。そこを乗り手がうまくなだめて、4コーナーへ入っていく。
3コーナーで我慢できた分、4コーナーからじんわりと加速して、いい
スピード感で最後の直線へと向いていく。見た目にはゆったりとした走りだったが、実際のラップは速く、力みのない走りという意味ではすごく良く見えた。
時計は6F82.3〜5F66.6〜4F51.7〜3F36.6〜2F22.7〜1F11.4秒。2週前追い切りがCWというのは、愛知杯の時と同じパターン。レース間隔としては当時と同じくらいだが、今回は2週前追い切り以前に栗東で追い切りを開始しているという意味では入念に仕上げられている。
(取材・文:井内利彰)