プロメサアルムンドの母アーモンドアイ(撮影:下野雄規)
名牝
アーモンドアイの2番仔となる
プロメサアルムンド(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、日曜新潟4Rの2歳新馬(芝1600m)でデビュー勝ちを狙う。
プロメサアルムンドは父
モーリス、母アーモンドアイ、母の父
ロードカナロアの血統。母は18年に牝馬三冠を制するなど、日本馬として初めて芝のGIを9勝した歴史的名牝。18年と20年にはJRA賞の年度代表馬に輝き、23年には顕彰馬に選出された。また、祖母の
フサイチパンドラは06年のエリザベス女王杯の覇者。遡れば5代母は名繁殖牝馬のベストインショー(
Best in Show)で、近親にはエルグランセニョール(El Gran Senor)や
ラグズトゥリッチズ(
Rags to Riches)などの活躍馬が並ぶ。馬名の意味由来は「世界への約束(西)」。シルクホースクラブの募集価格は2億円だった。
ここまでWコースを中心に乗り込まれてきた。最終追いは母の主戦を務めたC.ルメール騎手が騎乗。時計も動きも優に合格点だった。
アーモンドアイは同じく2歳夏の新潟でデビューして2着。また、半兄の
アロンズロッドは初勝利に4戦を要し、その後の骨折によって春のクラシックには間に合わなかったが、弟はどうか。願わくは「一発回答」で勝ち上がり、後々の大舞台に弾みを付けてほしい。