柳都ステークスを制したタクシンイメル(左端は高倉稜騎手)(カメラ・荒牧 徹)
8月2日の新潟メイン・柳都S(3歳上3勝クラス、ダート1800メートル=14頭立て、
ジャスパーグレイトが出走取消)は、前走11番人気で2勝クラスを勝利した
タクシンイメル(牝4歳、栗東・武英智厩舎、父
サトノダイヤモンド)が逃げ切り。前走の勢いそのままに連勝した。勝ち時計は1分51秒5(良)。
前走はフロックではなかった。スタートを決めてハナを切ると、最後まで後続の追撃を許さずに2着
デコラシオンに1馬身4分の3差をつけた。前走からコンビを組む高倉稜騎手は「前を頼らせた方が集中力が続くと思ったので、ハナには行きたくなかったが、スタートが良かった。道中はペースを落としながら、まくられても動けるように乗った。
バランス良く走れていたし、直線だけだと決め手負けするので自分から動いていった。斤量も良かったし、前走を勝ったことで馬も自信がついていましたね」。想定外の逃げにも冷静な騎乗が光った。