今週の日曜日は、中京競馬場でCBC賞(GIII)が行われます。
ここ10年のCBC賞で中京芝1200mが舞台となったのは7回。この7回では4角3番手以内の馬が[2-3-6-16]で複勝率40.7%と優秀な成績。単勝回収率は144%、複勝回収率186%と期待値の面でも高い数値を残しています。
特に直近2年は3着以内に入った6頭の内、5頭が4角3番手以内と先行力のある馬が活躍する傾向となっています。今年のCBC賞も中京芝1200mで開催されますし、近年の傾向からすると先行勢を高く評価する必要があるかもしれません。
そんな先行馬の活躍が目立つCBC賞で、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆先行力を活かし初タイトル奪取へ
今週のCBC賞でAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
ジューンブレアでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
ジューンブレアは重賞勝ちの実績はありませんが、前走の函館スプリントSでは2着に好走。先団追走から直線では一旦先頭に立つ場面もあるなど見せ場十分。ゴール前で内を掬った勝ち馬に交わされてしまいましたが、重賞でも十分に通用するところは証明。
芝1200mでは5戦4勝2着1回と連対率は100%ですし、この距離がベストなのでしょう。前走の函館スプリントSでは1分6秒6のレコードが出る速い馬場にも対応していますし、引き続き芝1200mが舞台となる今回のCBC賞でも大崩れはなさそうです。
状態面については、この中間の坂路で好時計を出していますししっかりと仕上げられている印象。レコード決着となった前走の反動はないようですし、今回も力を出せる状態にありそうです。
ジューンブレアはこれまでに9戦して、その内の8回が4角4番手以内となっています。先行力が持ち味の馬ですから、前に行った馬の活躍が目立つ近年のCBC賞に向いているタイプでもあります。ここも自身の持ち味を活かす競馬ができれば、待望の重賞初制覇というシーンも十分にあるはずです。