◆第73回中京記念・G3(8月17日、中京・芝1600メートル)
キープカルム(牡4歳、栗東・中竹和也厩舎、父
ロードカナロア)の重賞連勝に期待したい。前走のしらさぎSが見事な内容だった。内でじっくり脚をためながら、直線では狭い間を割って進出。パワフルな末脚で上がり最速33秒4をマークし、G1馬
チェルヴィニアの追い上げも1馬身差で振り切った。
少し間隔は空いたが、しっかり乗り込まれており、仕上がりに心配はない。先週は栗東・坂路で一杯に追われて53秒3―12秒0と、力強い動きを見せた。柴田助手は「夏バテしている感じはない。カイバも食べている」とうなずく。
2歳時から重賞、オープンで好走を続け、これまで掲示板を外したのが重馬場だった東風S(9着)だけという優等生。待望の初タイトルをとった勢いで、サマーマイルシリーズも制してほしい。(水納 愛美)