【キーンランドC】シュヴァルグラン産駒が重賞初制覇なるか カルプスペルシュが4連勝狙う

2025年08月19日 17:30

キーンランドC2025に出走予定のカルプスペルシュ(撮影:山中博喜)

 シュヴァルグラン産駒のカルプスペルシュ(牝3、栗東・石坂公一厩舎)が、キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)で重賞初制覇を狙う。

 カルプスペルシュは父シュヴァルグラン、母パロネラ、母の父ロードカナロアの血統。父は「大魔神」こと佐々木主浩オーナーの所有馬で、17年のジャパンCの勝ち馬。一方の母は未勝利だが、祖母モシーンは豪州でG1を4勝した名牝。伯母のプリモシーンは18年のフェアリーS、関屋記念、20年の東京新聞杯と重賞を3勝している。馬名の意味由来は「スイカのぬいぐるみ(トルコ語)」。23年のセレクトセール1歳で4000万円(税抜)で取引された。

 ここまで10戦4勝。昨夏の函館でデビュー勝ち。その後は勝ち切れないレースが続いたが、今夏の北海道シリーズで覚醒した。函館で1勝クラスと2勝クラスを連勝すると、舞台が札幌に移った前走で3勝クラスも突破。破竹の3連勝でオープンに駆け上がってきた。今回は24年のファンタジーS以来3回目の重賞参戦。それだけにチャレンジャーの立場だが、洋芝は5戦4勝と滅法得意なのでチャンスはあるはずだ。

 シュヴァルグラン産駒はこれまで5回JRA重賞に挑戦。24年の函館2歳Sのカルプスペルシュと神戸新聞杯のメリオーレムの5着が最高着順となっている。中長距離を主戦場とした父とは似ても似つかないカルプスペルシュが、重賞を制して孝行娘となれるか。その走りから目が離せない。

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