仏遠征に向けて追い切りを開始したクロワデュノール(写真奥、撮影:井内利彰)
8月7日にノーザン
ファームしがらきから栗東へ帰厩した
クロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。今後は9月14日の
プランスドランジュ賞(パリロンシャン・芝2000m)から10月5日の凱旋門賞(パリロンシャン・芝2400m)を予定しているが、今朝14日は仏遠征に向けた追い切りを開始している。
CWコースで団野大成騎手が跨り、
ルシフェルとの併せ馬。相手が馬場入りに時間を要したが、
クロワデュノールは落ち着き十分。前半はさほど速いラップにならず、16秒台のラップを刻んでいく。4コーナーでもさほどラップは速くならず、最後の直線を迎えるが、内からしっかりと加速しながら、前との差を詰めていく。
ギアを上げるための反応はさすがに休み明けという感じがするが、それでも追われるとしっかりと
スピードを乗せていくあたりはさすが。相手も動く馬だけにどちらもラスト1Fが10秒台のラップでフィニッシュして、ゴールでは同入となった。
時計は6F86.6〜5F69.9〜4F53.8〜3F37.5〜2F22.5〜1F10.8秒。もともと休み明けの最初の追い切りからしっかりと動けるタイプでもなく、これまでの2ヶ月以上の間があいたレース間隔の最初の追い切りに比べるとゴール前の動きは良かったのではないかなという印象を受けた。この追い切りで変わってくる部分もあるだろうし、また来週の追い切りを楽しみに待ちたい。
(取材・文:井内利彰)